ひとり暮らしの引越し
都会暮らしなら特に。
「収入が増えたから、もっと通勤しやすい場所に」
とか
「手狭になったから広い部屋に」
とか
「彼氏ができたから手作りの料理を食べてもらいたいので、台所が使いやすい家に」
なんて、うらやましい贅沢理由まで。
残念ながら私の場合は、
「精神的にハードすぎた仕事で体を壊したと同時に、都会の暮らしに限界を感じて故郷に帰る」
という、何とも情けなく後ろ向きな引越し。
でもまあ、田舎ののんびりした暮らしもいいかな、というのは結構苦しい言い訳かも。
そういう訳で、尻尾を巻いて田舎に帰る私の「東京から岡山」への引越しが決定したのでした。
まずは新しく生活する住居。
自宅での自営業を視野に入れていた私は、台所の他に、居間、寝室、仕事部屋の三部屋がキープできるところを目標にしました。
と言っても、貯蓄も少なく、まだ大した収入も見込めかったので家賃は東京時代の半分しか出せない。
東京では30㎡弱のワンルームマンションで8万円。
どうにか4万円予算でネット検索。
すると、意外にも素敵な物件が。
築30年から40年の平屋の戸建て。
広い、広い、広い。
東京のマンションでは30㎡でも「広い」というのが自慢だったのに、田舎の住居の広さときたら。
・・・と言うか、安さときたら。
この手の「借家」に目をつけた私は、不動産屋と共に下見、下見の毎日。
でも、思ったより結構難しい。
洗濯機が室内に置けなかったり、
トイレが和式だったり、水洗じゃなかったり、
台所がありえないくらい汚かったり、
妙なニオイがしたり、
お隣がすさまじく近かったり、
これ、どこに洗濯物干すの?だったり、
大家さんが・・・気持ち・・・悪かったり。
最終的に決めたのは、寝室がちょっと狭めの三畳だけど、まあ、トイレとか壁とかはリフォームしてあるし、大家さんもやさしそうだし、市内中心部には近いし、という物件。
頑張ろう。
ここで頑張ろう。
そして年末にバタバタとお引越し。
荷出しも荷受けもひとりで頑張った。
そして、新居の片づけも。
古い平屋の戸建ては、隙間風だらけでとにかく寒い。
予算の関係でエアコンはまだ付けられないし、東京時代からの暖房器具は小さめのホットカーペットのみ。
とりあえず着込む。
暖かい飲み物をガンガン飲む。
そうじでカラダを動かす。
陽当たりの良い部屋で過ごす。
そんな寒さしのぎも、なかなか楽しいレトロハウス生活です。